こどもが吐いた時

 

3カ月未満の赤ちゃんの場合

よく吐くことがあります。ご機嫌で哺乳がよい赤ちゃんの場合は病気ではないことが多いです。

勢いの強い嘔吐を繰り返したり、発熱がある場合は、病気の徴候である可能性がありますので医療機関を受診してください。

 

3カ月以上のお子さんの場合

最も多いのはウィルス性胃腸炎です。ノロウィルス、ロタウィルスなどが代表的ですが、他のウィルスによる胃腸炎でも似たような症状を起こします。

傷んだ食べ物や、十分に洗っていない、または調理が不十分な食べ物を食べた場合、食中毒を起こす危険性があります。

中耳炎や溶連菌感染症、偏頭痛などでも嘔吐を引き起こす可能性があります。

 

嘔吐の対処法

嘔吐しにくいように、少量ずつ水分を与えてみてください。吐き気が治まってくると飲む量を少しずつ増やせます。

 

1歳未満のお子さんは

まずは10~15分おきに少量の水分(小さじ1~2杯、または5~10ml)を与えます。母乳、ミルクまたは経口補水液(OS-1など)を与えることができます。母乳育児中ならば、短時間の授乳を頻回にして対応することもできます。

1歳以上のお子さんは

経口補水液(OS-1など)を少量ずつ飲ませてください。一口ずつ、10~15分おきに始めます。嘔気が治まってきたら少しずつ一回に飲む量を増やします。

 

お子さんが飲水後に嘔吐した場合は、30分ほど間をあけてもう一度試してみましょう。吐き気が治まれば、少しずつ飲む量を増やします。2~3時間経っても嘔吐がなければ通常の授乳にもどせます。

 

水分を摂っても嘔吐がなく、食べたい気持ちが出てくれば食事を摂ってみても構いません。

 

以下の場合は救急受診を検討してください(♯8000など)

声をかけても反応がない

眠そうにしていて

皮膚の色が良くない、手足が冷たい

眼が落ちくぼんでいる

1日尿が出ていない

 

以下の場合は医療機関の受診をおすすめします。

強い腹痛がある

水分補給が出来ない

吐いたものが緑色に見える

24時間以上嘔吐が続く

ねむそう、ぐったりしている。または強い不機嫌。

口の中が乾いている、涙が出ない。

発熱している

6時間以上おしっこがでていない

予防接種について
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